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ERINA/GIRLS GO MANIAC(1992)

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歌手である村田恵里のERINA名義で発表されたアルバム。プロデューサーに作詞家の康珍化や兼松光(井田リエや当山ひとみをプロデュースした人でもある)らを迎えており、ファンクミュージックやダンスポップの要素をはらんだ楽曲をもとに官能的な世界が展開される作品に仕上がった。「官能的」と書いたが、結構直接的な表現も多く、「康珍化もこんな詞を書くのか」と驚かされさえする。言うなれば、エロティックなシティポップ。楽曲自体はキャッチーで聴きやすく、またバリュエーションに富んでいる。「あなたとしたいの」と歌うダンサブルなM1「クロコダイル・ダンス」、危ない道に転がる彼を心配するファンキーなM3「FRANKY」、ポップに二股を貫くM7「ダブル・ドリームス」あたりはこのアルバムのコンセプトを明確にあらわしていると言える。だからこそ、別離の悲しみを歌ったバラード、M4「サイダースカイの夜」やM9「スパニッシュ・ボーイフレンド」が際立つ。ベストトラックは、メロウ・フローターのM6「天使の力」だろうか。ただ、折角、エイブラハム・ラボリエルやマイケル・トンプソンといった一流どころを集めたのだから、もう少しアレンジに力を入れても良かったのではと思えるのが少々残念。それでも、アルバム全体としてよくできているので、シティポップを聴きたいあなたにこのアルバムをオススメしたい。(バル)

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light mellow部

Author:light mellow部
輝かしい70~80年代の名盤の影で完全にエアポケットと化した90~00年代産シティポップ。ブックオフとかハードオフで9割引きみたいな値段で売られてるCDを執拗に堀漁る重箱の隅みたいなブログです。似たような趣味の人達の集まり共同で書いてます。たまにイベントもやります。名前は、音楽ライターである金澤寿和さんの提唱する「Light Mellow」の概念を拝借しました。
Twitter:@hukihuki5

City pop from the '90s and '00s that has completely become an air pocket in the shadow of the glorious '70s and '80s classics. It's a blog like a corner of the box where I relentlessly dig for CDs that are sold at 90% off at Bookoff or Hard Off. It's a group of people who have similar interests and write together. Occasionally we have events. The name was borrowed from the concept of "Light Mellow" advocated by music writer Toshikazu Kanazawa.