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設楽りさ子/prisme(1992)

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80年代後半にファッションモデルとして活躍した設楽りさ子(現在は三浦りさ子、あの三浦知良の奥さんである)は、ウィキぺディアではスルーされているが、実は何枚かアルバムを残している。この『prisme』は三枚目のアルバムで、コンポーザーとして、杉真理、鈴木康博、佐藤健、山口美央子、岩田雅之、岸正之、そして平間あきひこが参加している。アレンジャーには、椎名和夫、井上鑑、萩田光男、西平彰が名を連ねている。かなり豪華なラインナップであり、シティポップ的にとても期待してしまうが、何ともふわっとした頼りない歌声(元々モデルなので仕方がないけれども)に引きずられてか、楽曲もなんだか捉えどころのないポップスが多い。しかし、元ジャドーズの平間あきひこは、何を思ったか、彼女にブルーアイドソウル風味のアーバンチューンを歌わせた。それがM3「寄り道しましょ」である。絶対にミスマッチだろ…と思わせるが、これが意外にしっくりくる。彼女の歌声の頼りなさがキラキラなアーバンサウンドと合わさるとき、都会の空虚さが一段と浮き彫りにされるのだ。「どこか 何となく 楽しくて ときめく場所を探すだけ」という歌詞が、これ以上ないくらい、実感を伴って響いてくる。平間あきひこはこれを狙ったか!? とりあえず、この曲のためにCDを買ってみても損はしないはずです。(バル)

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Author:light mellow部
輝かしい70~80年代の名盤の影で完全にエアポケットと化した90~00年代産シティポップ。ブックオフとかハードオフで9割引きみたいな値段で売られてるCDを執拗に堀漁る重箱の隅みたいなブログです。似たような趣味の人達の集まり共同で書いてます。たまにイベントもやります。名前は、音楽ライターである金澤寿和さんの提唱する「Light Mellow」の概念を拝借しました。
Twitter:@hukihuki5

City pop from the '90s and '00s that has completely become an air pocket in the shadow of the glorious '70s and '80s classics. It's a blog like a corner of the box where I relentlessly dig for CDs that are sold at 90% off at Bookoff or Hard Off. It's a group of people who have similar interests and write together. Occasionally we have events. The name was borrowed from the concept of "Light Mellow" advocated by music writer Toshikazu Kanazawa.