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Roland JD-990 デモ・ソング

JD-990


Roland JD-990は1993年に発売された音源モジュール。小室哲哉がその楽曲に多用したシンセサイザー"JD-800"のラック版という位置付けの機材だ(ただしJDピアノと呼ばれたあの特徴的な音色、プリセット53番は入っていない)。

90年代に発売されたキーボードや音源モジュールにはデモソングが聴けるようになっているものが多いが、このJD-990にも4曲収録されている。ストリーミングではなく全て内蔵音源を鳴らす仕様になっており、ストップボタンを押すと当然のことながら最後の音がリリースされて止まる。音も太い(?)


1.The City Weeps (Eric Percing)
後年ソフトシンセメーカーとして名高いSpectrasonicsの創設者となったエリックパーシングによるこの曲は、エレキギターと清潔なコーラス系パッドが適切に配されたミッドテンポのライトメロウインスト。
海外の掲示板でも評価されているようだ。

2.Where am I going (西脇辰弥)
Pazzの西脇辰弥によるデモ曲。ブラスの入ったファンクを期待してしまうが、ツーバスが踏まれフィードバック風ギターが荒れ狂うスラッシュメタル、からのハーモニカ入りブルースが展開される。アーミングを交えた速弾きギターソロ、ベンドされるハーモニカプレイのどちらもビブラートやエクスプレッション(強弱)、ピッチを徹底的に書き込む必要があり、まさに職人技というべきカスか

3.Common Ground (Marvin Sanders)
マイケルジャクソンの楽曲などにも参加しているらしい?セッションミュージシャンによる曲。
ニューエイジなパッドの中からTOTOを思わせるカリンバピアノ?・ブラスシンセ・シンセフルートが立ち上がる佳曲。というかかなりAfricaぽいですね...

4. Chameleon 990 (Adrian Scott)
オーストラリアのバンドAir Supplyのメンバーによる楽曲。
前半はサックスソロが入ったデジタルファンク。テープストップの音をシンセベースのピッチダウンで模しているところが面白い。あとサンプリングぽく鳴らしている声ネタ?もなるほどと思いました。
後半はギターソロが入ったシャッフルビートのカスです。西脇楽曲とも共通するが、当時はシンセを使ってフィードバックやピッキングハーモニクスといった80sエレキギターテクニックを再現することに意味があったようだ。大変な作業だと思います。


①と④の前半がそれっぽいのでbuのブログに書かせてもらいましたが、これを聴くためにこの機材を買うほどの価値はないです。(小室サウンドの影響で中古相場が5万円近くする。)
私はたまたま会社の倉庫にしまわれていたのを見つけて触ってみました。もしかして音源モジュールでDJする人もすでにいますかね。(hikaru yamaha)
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light mellow部

Author:light mellow部
輝かしい70~80年代の名盤の影で完全にエアポケットと化した90~00年代産シティポップ。ブックオフとかハードオフで9割引きみたいな値段で売られてるCDを執拗に堀漁る重箱の隅みたいなブログです。似たような趣味の人達の集まり共同で書いてます。たまにイベントもやります。名前は、音楽ライターである金澤寿和さんの提唱する「Light Mellow」の概念を拝借しました。
Twitter:@hukihuki5

City pop from the '90s and '00s that has completely become an air pocket in the shadow of the glorious '70s and '80s classics. It's a blog like a corner of the box where I relentlessly dig for CDs that are sold at 90% off at Bookoff or Hard Off. It's a group of people who have similar interests and write together. Occasionally we have events. The name was borrowed from the concept of "Light Mellow" advocated by music writer Toshikazu Kanazawa.