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記事一覧

JAG-TOY/Summer Time Junction(1988)

現在も活動しているソングライター芦沢和則をフロントマンに90年前後に活動していたロックバンド。このアルバム以外にはアニメのOPなどを歌ったシングルが数枚確認できたが情報が少ない。アルバム全般にロックサウンドが占めるが、ブルージーな風合いのある男臭(おとこくさ)哀愁ファンク3.午前2時の運命が渋い良曲。芦沢和則はアニメ『けいおん』のキャラクターイメージソングや近年ではアイドル、フィロソフィーのダンスにも楽曲...

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浅井ひろみ/HIMAWARI(1993)

CHAGEを中心としたロックバンドMULTI MAXのメンバーのソロ2ndアルバム。CHAGE and ASKAのCHAGEに見出されチャゲアスのレコーディングにも参加していた。アルバムに関しては、全体にラテンテイストのフュージョンというイメージ。「流れてくテールランプ…」から始まる6.あなたは知らないは曲もそうだが、それよりも歌詩がシティポップ。どこか抜けきらず、湿度の高い彼女の声は8月と言うより6月の蒸し暑さの方が似合う。(台)...

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坂井真紀/Smiling(1994)

女優。カラー12Pのフォトブック付きで周囲の熱中ぶりが見て取れる。作家陣は豪華でM4の矢口博康に期待したがコミック調でいまいちです(CMタイアップなのに)。柔らかなM2、バロックポップ調のM5など洗練されたポップスになり得た曲もあるがそこは女優らしい歌唱力で未完成の美を湛えており、結局下世話なM1の後藤次利サウンドを聴いてしまいます。(yamaha)...

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ONE STEP COMMUNICATE/ONE STEP COMMUNICATE(1994)

中川顕一、矢野広佳、工藤毅によるJ-AORユニットのデビューミニアルバム。90年代も半ばにさしかかろうかというところに現れた、まさに80年代のアーバン・リゾートを体現したかのような作品。まだこんなアルバムがあったのかという驚きに包まれる。オメガトライブのような爽快なリード曲1.True Paradise、タイトル通り、聴いているだけで日焼けしそうなアーバンブギー5.小さな真夏に口移す(Daylight Mix)など、派手なホーンやスラッ...

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高橋ひとみ/Colorful(1991)

女優。EPO系資生堂風歌謡M1「四月わたしに花が咲く」、鳥山雄司節満開の和ブラコンM2「綺麗になりましょREVOLUTION」、ラガメロウM4「転居先不明」、ギターが心地よいノスタルチューンM7「七夕じゃなくていいから」等がオススメ。M1以外は全て鳥山さんが編曲で、春をテーマにした作品に感じた。春フェチは是非。(す)...

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KaNNa/Act I(1993)

福岡県出身の元女優・歌手・声優。Youtubeにてシティポップの隠れた名曲というコメントとともにアップロードされていた8.なけなしのハートで、で初めてKaNNaの存在を知ったが、リアル店舗では絶対に手に取ることはないだろうと断言できるアルバムを知ることができるのは現代に生きていて良かったことのひとつ。8.は声優ポップス・ガールポップ的な中庸さに一振りのシティ感。タイムレンジャーOVAに声優として参加していたらしいで...

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清水美恵/HANATSUBAKI(1992)

久保田利伸をはじめ、松任谷由実、サザン等様々なバックコーラスに参加するヴォーカリスト。薔薇が飛び散るエレガンスメロウM2「特別な時間」、キーボード奏者である柿崎洋一郎がアレンジ、ボーカル参加している激甘二人ベッドメロウM5「LOVE LIKE A FLOWER」、クールで艶めかしい流れを一瞬で変えたZOO系ブギウギチューンM9「心のDANCEを止めないで」、清水信之アレンジのトワイライトメロウM10「FOR MY DEAR」等、粒揃いの楽曲が...

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Agua/Weekend Mermaid(1996)

1995年結成のIKUKO(川島郁子)と伊藤隆博の2人からなるユニットの唯一作。ジャジーな打ち込みポップスが主体だが、この年代にありがちなチープさは感じられず現在の感覚での視聴にも耐え得る楽曲が揃っている隠れた良盤。ヴォーカルをとるIKUKOの舌足らずな歌い方は曲の雰囲気も相まってYUKIのよう。ちなみに川島郁子は和歌山県アドベンチャーワールドのテーマ曲でCM曲『TRUE MY FRIEND』も歌っており、関西の人間なら彼女の歌を一...

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小林健/Sizzle(1987)

横浜生まれのシティポップ系シンガーソングライター小林健の2ndアルバム。俳優の小林健ら同姓同名の人が多く、バイオグラフィー等は不明。硬質な打ち込みドラムが気持ち良い4.ボクサー、メカニカルなイントロに引き込まれるテクノロジーポップス7.ショッキング・ブルーナイト、松下誠をフィーチャーしたダンサブルなブギー8.左手のS.O.S・土曜日のフィナーレなどライトメロウ佳曲多数。まさにシズルという感じの瑞々しいジャケット...

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森田浩司/ARTY(1990)

90年前後、雨後の筍のようにニョキニョキ出てきていたブラコン・ソウル系シンガーソングライターのデビュー作。大型新人としてかなり期待されていたようですし、ジャケットを見る限り美形だし一部にはそこそこの人気はあったのではないか(CDを100枚以上買ったと言う人もいました)と思われます。鳥山雄司がアレンジを手がけ、全体的にダンサブルでビートの効いた曲が多い。中でも4.NO REACTIONはキャッチーで何度も聴きたくなる引き...

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ジャッキー•リン&パラビオン/Strangers Dream(1987)

女性版オメガドライブというコンセプトの元結成されたバンド。87’から放送された刑事ドラマ「ジャングル」のEDソングとして有名だが、今記事ではカップリング曲に注目したい。ホーンが刻むバウンスビートにジャッキーのスリリング•ヴェイパーヴォイスが包み込むベイブリッジチューン「ロマンスの扉」が、菊池桃子の4th AL収録「yokohama city of lights」が咄嗟に思い出される。まぁ曲調が似てるところもあるかもしれないが、僕と...

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SMAP/SMAP 006〜SEXY SIX〜(1994)

このアルバム以降海外ミュージシャンを積極的に起用(それもジャズ、フュージョン分野で活躍している人達)し、サウンドやアレンジが格段に洗練されました。まだアイドルポップス然とした雰囲気が感じられるものの、瑞々しいサマーポップ「イルカに逢った夏」、メロウなアレンジと美メロの「渋滞の楽しみ方」。SMAPのアルバムは90年代のシティポップを語る上で外せません。アルバムに曲を提供している岩田雅之、野崎昌利、CHOKKAKU...

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風味堂/風味堂(2005)

風味堂ってシティポップなの?と言われれば多分違うんだろうなとは思います。しかし完全に無視出来るような内容でもない。ボッサ風のサマーアンセム「楽園をめざして」、クールなジャズポップ「FUNNY JOURNEY〜渚の吐息〜」等、初期の風味堂の良心が詰め込まれた完璧な1stフルアルバム。「楽園をめざして」はJALのタイアップが付き、深夜ラジオのJET STREAMを聞いていると必ずJALのCMと共にこの曲がBGMとして流れていました。しか...

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安藤治彦/Call it Love(1991)

1990年デビュー、福島県出身でハスキーボイスが持ち味のシンガーの2ndアルバム。大江千里のサイドマンであったことと、wikipediaの少ない情報以外の詳細がわからない。いかにもバブル臭くカッコつけたジャケットに惹かれて購入したが、バックを固めるのは青山純や伊藤広規などの実力者が揃う。1曲目からニュージャックスイング風で、そちらに寄せたアルバムかと思えば、全体的には歌謡曲寄りの曲が多数を占めている。しかし4.Roman...

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metro trip/月とドライブ(2006)

青木多果と日野友香による2000年結成の2人組ポップユニット。2枚のミニアルバムを経ての1stアルバム。ソフトロックなリード曲1.BABY BABYはドライブにもよく合う、まさにシティポップスと呼びたい好曲。2.サマーデイズはaar recordsのコンピにも収録。アルバム後半は6.穴などボサノヴァが並ぶ。アルバムを通してハッピーで、「有機野菜がウリのカフェ」みたいな雰囲気はいかにもなゼロ年代半ばの空気感が出ている。翌年にメジャー...

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遠藤慎吾/僕の発見(2004)

BOUNCE RECORDSから2003年リリースのFlavor In The Air -Japanese Groove Pops Collection-というシティポップ系コンピに参加していたシンガーソングライターの全5曲の1stミニアルバム。スムースなフュージョンポップス2.予感、キリンジ的なムードにぼそぼそと歌うマンブル・シティポップ4.Flowerなど70年代のニューミュージックやAORなどを吸収したグッドミュージックを披露してくれる。以降の活動については不明。この年代に草...

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パク・ヨンハ/ONCE IN A SUMMER(初回盤)(2009)

2000年代の韓流ブームで絶大な人気を誇った俳優のミニアルバム。日本人が曲を作り、日本語で歌っています。当時の韓流の人気が窺い知れる資料的な側面さえ感じる。このミニアルバムは彼のリリース物の中で唯一シティポップらしさを備えた一枚で、日焼け止めやコスメのCMソングになりそうな耳障りの良いサマーポップが並ぶ。初回限定盤には稲垣潤一の「夏のクラクション」のカヴァーが収録されている。夏の歌なんて他にも沢山あるの...

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渡瀬マキ/message d’amour(1995)

87年にアイドル歌手としてデビューし、88年からはロックバンドLINDBERGのヴォーカルとして活躍した渡瀬マキのソロ1作目。元気いっぱいのロックシンガーのイメージとは正反対の繊細でしっとりとしたヴォーカルを披露している。やまがたすみこと錯覚するような透き通るファルセットのムッシュかまやつ作曲アンニュイボッサ1.message d’amour、美久月千晴や友成好宏ら力のあるミュージシャンによる、エレクトリックピアノがクールな...

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Nona/Cool Noon(1998)

ラジオDJとして活躍する舘野美穂のソロアルバム。過去には村田和人、斎藤誠、重実徹らのユニットTWENTY-ONE/Blue Coast Inn(90’)にも参加していて、実はシティポップの傍流のさらに支流くらいに位置する人でもある。タイトル通り、ひんやりとしたライトなボサ・ノヴァが中心にあるアルバムなのだが、そのバリエーションは多彩で飽きがこない。捨て曲なしだが1.Brand New Day、3.昼下がり、10.Floating Freeなどオススメしたい。4....

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川口雅代/masshy@love.net(1998)

『ときめきメモリアル』の片桐彩子の声優であり、和モノシティポップ好きには名盤『SALUTE』(81’)でも知られているが、本作は片桐彩子・川口雅代両名義の曲がコンピレーションされており彼女のベストアルバムともいうべき内容。そして『SALUTE』収録曲がCDで聴けるのはこのアルバムしかない。特に『SALUTE』収録曲4.Meltyは間宮貴子『Love Trip』をも想起させる極上ライトメロウ。アッパーなシティポップ『ときメモ』楽曲11.SMILE...

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プロフィール

light mellow部

Author:light mellow部
輝かしい70~80年代の名盤の影で完全にエアポケットと化した90~00年代産シティポップ。ブックオフとかハードオフでゴミみたいな値段で売られてるCDを執拗に堀漁る重箱の隅みたいなブログです。似たような趣味の人達の集まり共同で書いてます。たまにイベントもやります。名前は、音楽ライターである金澤寿和さんの提唱する「Light Mellow」の概念を拝借しました。
Twitter:@hukihuki5