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記事一覧

崎谷来未/ 水中飛航 (2004)

水面から顔を出すジャケット。例えば、菊地桃子「Adventure」、中里あき子「Mel」。そう数が多いわけでもないけれど、妙に強い印象を残すそれらは、セイレーンさながらCDを取った人をレジの方へと誘惑する。崎谷来未は下北沢を拠点にゼロ年代に活動していたSSWで、本1stと2nd「カレイドスコープ」の2枚を少なくともリリースしているようだ。帯のアオリは「日本のR&Bとジャズの新世界へあなたを誘います」。まるで洒落のようだが、...

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HUMAN NATURE/ HUMAN NATURE (1991)

HUMAN NATUREなる無名のバンドの、おそらく自主制作盤。帯文を抜粋すると、”A.O.Rの匂いを漂わせ、大人ものれるポップスの原点がここにある。90年4月に結成以来、O.L.を中心に人気を得てきたが、Vo.Takaが脱退する事になった。彼の脱退を惜しみ、暖めてきた楽曲をCD化した。”とのこと。ジャケット裏の「殺意のEcho」という曲名を見たディガーは、シティポップへの期待を膨らませる(ex.「殺したいほどTonight」)と同時に、ハード...

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The Comingsoon!/ Melting Pot (1994)

80年代に活動していた人気アイドル歌手の姫乃樹リカ。90年代には西邑理香と芸名を改めており、発表したアルバムの名義は、「西邑理香」→「西邑理香 with Coming Soon!」→「The Comingsoon!」 と一枚ごとに変遷している(Comingsoonというのは彼女の組んだユニット名)。だが、その変化の意味を問いただしたいほどに作風は全くぶれず、どのアルバムを手に取っても中庸な往年のアイドルポップ〜ガールポップばかりで、シティポップを...

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小林健/ Warm Breeze (1988)

シズルなシティポップ貴公子、小林健が1stと2ndアルバムの後にリリースした、4曲入りの8cmシングル。最初の3曲を大谷和夫、ラストトラックを鈴木茂が編曲しており、エネルギッシュなサウンドはWarmという以上にHot。アップテンポな疾走速度で幕開けるM1。「夏に向けてアクセル 踏み込むフリーロード」のという歌詞の出だしとシンクロするように、快活なブラスセクションのスタッカートによって聴き手のテンションは強制的に即上げ...

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宮本文昭 / Soul Blue (1993)

bu本(=オブスキュア・シティポップ ・ディスクガイド)でクラシック楽曲をフュージョンカバーした5thアルバム「Nepenthe」を取り上げているオーボエ奏者・宮本文昭の1993年作。今作では佐橋俊彦、加藤一弘、羽場仁志、竹内淳らの作曲&アレンジによる円滑係数の高いスムースジャズで一面が丸々塗りつぶされている。そのイメージカラーはタイトルの通り、オーボエが主旋律を歌うがゆえのほんのり憂いを帯びた青なのだが、かたやソ...

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プロフィール

light mellow部

Author:light mellow部
輝かしい70~80年代の名盤の影で完全にエアポケットと化した90~00年代産シティポップ。ブックオフとかハードオフで9割引きみたいな値段で売られてるCDを執拗に堀漁る重箱の隅みたいなブログです。似たような趣味の人達の集まり共同で書いてます。たまにイベントもやります。名前は、音楽ライターである金澤寿和さんの提唱する「Light Mellow」の概念を拝借しました。
Twitter:@hukihuki5

City pop from the '90s and '00s that has completely become an air pocket in the shadow of the glorious '70s and '80s classics. It's a blog like a corner of the box where I relentlessly dig for CDs that are sold at 90% off at Bookoff or Hard Off. It's a group of people who have similar interests and write together. Occasionally we have events. The name was borrowed from the concept of "Light Mellow" advocated by music writer Toshikazu Kanazawa.